ハワイ生活のブログ

セキセイインコとハワイ暮らし。自然とアートが私の一生のテーマ。日本人アーティストOharuArtとして活動中。

ハワイの陶芸友

この度、新しい趣味として陶芸を始めました。
と言ってもコミュニティーセンターでやってるお遊び程度のものですが...


そこでの友達に誘われて、自宅に焼き窯を作ったという陶芸家のCory Lumさんの家に
昨夜、夕食にお招きいただきました。


Coryさんは、ハワイ生まれ日本人混じりのアジア系で少し話をしただけでその人柄が伝わる人間味のある暖かい方でした。電動ろくろでシャープな作品もつくるけど、どちらかというと不規則な形で個性的な味のある作品の方が好み、という彼。
テーブルの上には彼の作品が並び、その盃を持って日本酒で乾杯。
彼自身の手には彼のお気に入りの作品。

2層構造になっています。
外側の層を後からくっつけるのではなく、ろくろで2層状のものを作った後で外側をカービングするそうです。内側の層は透ける程薄い。


うちの主人はこの盃を手にしました。
ソーダ焼きと言って、焼成中、炎が燃え盛る最中にソーダを窯に投入し、ケイ酸ナトリウムの斑点模様をつくる技法を使っているそうです。

お酒は吟醸酒、久保田。
まるでフルーツ種のような甘さと飲み心地の良さ。

持って行ったチップスは、彼が作ったお皿に。

私の目の前には黒っぽくて錆様の模様がある小さい壺状のものがあり、手に取って眺めていると...

天目の茶入だと教えてくれました。
天目釉と呼ばれる鉄を多く含んだ黒色の釉薬を用いて焼くそうです。


そしてなんと彼は「それ、持って行っていいよ」と言ってくれたのです!


「えー!そんな貴重な1品もので大事にしているもの、私は持って帰れないよー」と私が言うと


「以前は数千もの自分の陶芸作品が自宅にあったけど、次々とたくさん作るから置く場所もなくなったし、人にプレゼントするとまた作る気持ちになるし、今は自分の家に残っているのは最小限のものだけになった」と。


その気持ちを受け入れて、天目の茶入れと主人が手にしたソーダ焼きのぐい呑みと
彼の自宅で採れたライムを頂いて帰りました。


あ!!彼の作った焼き窯、見るの忘れたー!
彼のインスタをお借りしてこちらに掲載しておきます。m(__)m



友達を家に招いて、アートとお酒の話をするのが好きなCoryさん。
本職はフォトジャーナリストで非営利組織のHonolulu Civil Beatに勤めているそうで、Honolulu Civil Beatのサイトを見ると彼が撮影した写真が掲載されています。


Honolulu Civil Beatの一部を貼り付けました。


マスコミは政治や商売の力に支配されていて、ウンザリすることも多いですが
Honolulu Civil Beatのような非営利組織のマスコミは、政治や商売の力に支配されず事実を確実にとらえて世の中に訴える貴重な存在だと思います。


彼のフォトジャーナリストとしての活躍も応援しながら、陶芸の友として交友を楽しんでいこうと思っています。


新しい出会いに感謝!


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