元気アラワイ プロジェクト
Genki Ala Wai Project のサポートボランティアに参加しました。
Genki Ala Wai Projectは2019 年に発足した市民ボランティアのグループ。
活動目標はワイキキの北側を流れるアラワイ運河の生態系を改善し本来の「泳げる・魚釣ができる運河」に戻すこと。
微生物応用技術を用いた「元気ボール」を 2026年までに30 万個投入するこ とで水質改善を目指します。
「元気ボール」は、土、米ぬか、EM1(乳酸菌・酵母・光合成細菌+糖蜜やミネラル等)を混ぜ合わせて作ります。
この日プロジェクトに参加したのは、アラワイ運河沿いにあるJefferson小学校の児童と
羽田空港社員旅行のグループ。
場所は、アラワイ運河の行き止まり場所、カパフル図書館の横。
ダイヤモンドヘッドも見えます。
特別ゲストとしてハワイ州知事も来ていました。
報道関係者や警備員も来て、賑やかではありましたが、重厚な雰囲気。
作った元気ボールは2週間乾燥させてから運河に投入するそうです。
従って、同日投入する元気ボールは2週間前に作られたもの。
最近天気が悪い日が続いていたので、フワフワしたカビが表面に生えていました。
元気ボールを運河に投入する前にハワイ式のお祈りがありました。
クム(ハワイの伝統的な知識や技術を伝え、文化的な行事や儀式を指導する役割を果たす人)が、ティリーフと竹に入った水を使って指揮をとり、”再びたくさんの命をはぐくむ美しい運河になりますように”と、参加者も一緒に祈ります。
元気ホウ!(「再び元気に」の意味)と言って元気ボールを投げ入れます。
これで終了。プロジェクト参加者たちは解散。
サポートボランティアのメンバーは後片付け。
この日の夕方もアラワイ運河では、カヌーをする人たちがたくさんいました。
このプロジェクトが発足した当初(2019 年)は、アラワイ運河は大変汚染されていて、周囲に悪臭が漂っていました。水質の汚染だけでなく人々が投げ捨てたゴミが積もり、底に溜まった泥の上にゴミが重なって見た目にも醜いものでした。私がハワイに来た時も、アラワイ運河の横を歩くと悪臭がして、アラワイ運河は汚くて危ない場所という常識が出来ていました。
今は、このプロジェクトや他にハワイ大学、ホノルル市、民間企業もアラワイ運河の水質改善に取り組んでいる甲斐があり、運河から悪臭が漂うことはなくなりました。2019年と比較して21インチ(約53cm)もの汚泥層が取り除かれた結果が出ているそうです。また、近年ではアラワイ運河の河口近くにウミガメ、ハワイアザラシ、エイ、タツノオトシゴなどが泳いでいる姿が目撃され始めました。今は未だ人が泳げる値にまで達していませんが、近い将来、人が泳げるアラワイ運河になるはずです。
このプロジェクトを通して、私も運河の水質改善に貢献できることは大変うれしく思います。今後もできるだけこのボランティアを続けていくつもりです。
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