ハワイでいちばん小さな鳥の底力
ハワイでいちばん小さな鳥、オナガカエデチョウ。
人の親指くらいの大きさです。
草の茂った場所でオナガカエデチョウが巣材を探していました。
草を集めて器~壺状の巣を作ります。
草選びは厳選。新鮮で美味しい種がついているものを選びます。
枯れて落ちている草ではなく、しっかり生えている草なので
引き千切るか、引き抜く必要があります。
小さな体の全身を使って引っ張り、それでも切れなければ羽ばたいて飛び跳ね何度も引っ張ります。
草の長さは鳥の身長の5倍くらい長い時もあります。
クチバシで咥え、巣まで飛んで運びます。
このオナガカエデチョウは、大きな木の幹に絡みついた植物のツルや根の隙間に巣を作っているようでした。
あまりにも熱心に巣作りをしていたので、近づいて巣の写真を撮ることに気が引けたので、遠くから撮影しました。
巣材に種がついている草を選ぶ理由は、卵を暖めている間、巣を離れる事ができないので巣に居ながら食事ができるように、と、生まれた雛が食べ物が何であるかを食べて見て覚えることができるように、だと思います。
ハワイでいちばん小さな鳥ですが、賢くて力持ちです。
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OharuArt Photography
Oharuart.com
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