ハワイ生活のブログ

セキセイインコとハワイ暮らし。自然とアートが私の一生のテーマ。日本人アーティストOharuArtとして活動中。

シカゴのコンサート in Hawaii!

9月29日、ハワイのワイキキシェルで行われたシカゴのコンサートを見に行きました。


ちょうど5日前、9月24日には日本の大阪グランキューブでの公演を終えたばかり。日本からアメリカ本土に帰る途中、ハワイに立ち寄ったようです。


シカゴは、結成から57年を迎える世界的に有名なバンド。彼らの大ヒット曲「Hard to Say I'm Sorry(素直になれなくて)」は、多くの人が一度は耳にしたことがあるはず。この日、ハワイでは美しい野外でのコンサートが開催され、私は芝席でその迫力を体感しました。



コンサート会場に入る前のセキュリティーチェックは厳重で、飲食物や椅子の持ち込みが禁止されていました。金属探知機によるチェックもあり、カバンの中身を見せるように求められました。



芝席は多くの人で賑わっていましたが、場所を選ばなければ端の芝席には広々と空いているスペースもありました。私は音楽をステレオで聴きたかったので、芝席中央に御座を敷いて場所を確保しました。



会場内ではシカゴのツアーグッズの他に飲み物や食べ物も販売されていました。



ペットボトルの水は4ドル、ビールは15ドル等、値段はどれも高かったです。



ツアーグッズはシカゴが登場する前(8時前)には既に完売でした。


コンサートは午後7時にスタートすると告知されていましたが、前座として登場したのは「Henry Kapono(ヘンリー・カポノ)」でした。彼はハワイアンエアラインのテーマ曲を歌うアーティストで、その歌声は正直なところ私にはあまり心地よくありませんでした。周囲の観客も「アノーイングだ」と不満を漏らすほどでした。



ヘンリーの演奏が終わり、20分後にようやくシカゴのメンバーが登場。さすが「ブラス・ロック」と呼ばれるだけあって、トランペット、サックス、トロンボーンが前面に出た迫力あるスタートに圧倒されました。照明やスクリーンも非常に洗練されていて、すぐに会場は盛り上がりました。



最初の数曲は聞き馴染みのない曲が続きましたが、「さぁ80年代に戻るよ!」というメンバーの掛け声がかかると、80年代の名曲が続々と披露され、会場の雰囲気は一気にヒートアップ。前方の観客は総立ちで、芝席でもダンスを楽しむ人々が見られました。中には、シカゴの長い歴史を見守って来たであろう熟年カップルも、若い頃に戻った気分でダンスをしている姿もありました。


私が特に目を引いたのはボーカルのNeil Donell(ニール・ドネル)さん。2018年にシカゴに加わった新しいメンバーだそうです。彼のエネルギッシュで高音の透き通る声は、どこか小田和正さんを思い起こさせました。サングラスをかけていて顔がはっきり見えなかったため、帰宅後にウェブで彼の写真をチェックしてみると、顔まで少し小田さんに似ているような気もしました。
(Webから引用させてもらったNeil Donellさんの写真↓)



私が小学生の頃、歌詞の内容も全く分からないけれど、ただ心地よい音楽と思ってダビングした洋楽がシカゴの曲。(ちなみに当時はオフコース、小田和正が私の一番のお気に入りでした。)英語で書かれた歌のタイトルをカセットテープのラベルに書き写すのもやっとだったあの頃、今やアメリカに住んでいる私が、目の前でシカゴの音楽を聴けるなんて、想像を超える感動と懐かしさ、さらには人生の変遷を感じさせる体験でした。


シカゴのコンサートは、管楽器を前面に出したバンドで、クラシック、ポップなど、様々な音楽要素が融合した迫力あるパフォーマンスでした。思い出の曲を目の前で聴けたこと、そしてメンバーについても少し深く知れたことで、改めてシカゴが好きになりました。


しばらくコンサートの余韻に浸りつつ、これからも彼らの音楽に触れ続けたいと思います。



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