ハワイ生活のブログ

セキセイインコとハワイ暮らし。自然とアートが私の一生のテーマ。日本人アーティストOharuArtとして活動中。

市販薬 鎮痛剤の日米比較

アメリカで市販薬を買うと日本と薬効成分の容量が著しく異なることがあり驚かされます。


今回は鎮痛剤の日米比較を紹介。


アメリカの市販薬で鎮痛剤と言えば「タイラノール」と「アドビル」が代表的。


タイラノールは、アセトアミノフェンが薬効成分。
アメリカのレギュラー錠1錠に325mgのアセトアミノフェンが含まれていて、大人は1回2錠を4~6時間おきに服用と記載されています。すなわち1回容量は650mg。
強力タイラノールというのもあって、1カプセルに500mgのアセトアミノフェンが含まれていて、大人は1回2カプセルを6時間おきに服用と記載されています。すなわち1回容量は1000mg。


日本でも同じ名前のタイレノールが市販されています。

タイレノール1錠に300mgのアセトアミノフェンが含まれていて、大人は1回1錠を4時間以上おいて服用と記載されています。すなわち1回容量は300mg。


薬効成分の1回容量は、アメリカと日本で倍以上違います。



私のような日本で生まれ育ってアメリカに引っ越したような人がその事実を知れば
「え?そんなに飲んで大丈夫?」と心配するに違いありません。
または、海外旅行中に現地で薬を買って飲む場合も同様。


薬の用法容量は、各国それぞれで承認されるので、各国で異なります。
人種も異なれば、体の大きさも違うし、文化や感覚の違いなども影響するのでしょう。
日本人は、日本で承認された用法容量で貫くのがいいのか?と思ったりしますが
アメリカにある日本人向けの病院で処方される薬はアメリカ基準です。


で、結局どうするか?
私の場合は「郷に入れば郷に従え」です。
容量が日本とは倍以上違うと知りながら、アメリカ基準で服用します。


個人的にはタイラノールは鎮痛剤としてはイマイチ効かない気がします。
もうひとつの鎮痛剤アドビルの方がよく効く気がします。


アドビルはイブプロフェンが薬効成分。
アドビル1錠に200mgのイブプロフェンが含まれていて、大人は1回1-2錠を4~6時間おきに服用と記載されています。すなわち1回容量は200-400mg


日本でイブプロフェンを含む市販薬は、「ブルフェン」「イブ」「エスタック」「ノーシンエフ」などがあるようです。
ちなみにノーシンエフ、イブA錠EXは、1回容量はイブプロフェンとして200mgとなっています。


以上、おおざっぱに日米の比較を紹介しましたが、
実際に鎮痛剤を服用される方は、添付文書に記載された用法容量、注意書き等をよく読んで指示に従ってください。


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