星になったカノコバト(アクリル画)
お世話になっているペットシッターさんから電話があり
友達にプレゼントしたいので絵を描いて欲しいと依頼がありました。
友達が飼っていたカノコバト(英名 Spotted Dove)が亡くなり悲しんでいるので
そのカノコバトの絵をプレゼントしたいとのこと。
このペットシッターさんは、私が鳥の絵を描くことをよく知っています。
最近、あまり絵を描いていなかったので少し不安はありましたが、
ペットの鳥を亡くして悲しんでいる人やペットシッターさんの気持ちなどを考え
少しでも慰めの力添えになるのなら、と依頼を受ける事にしました。
スピード注文だったので小さめアクリル画。(on canvas 10x8 inch)
ペットシッターさんから生前のカノコバトの写真を見せてもらったので
芸術的に描こうとか、きれいに描こうとか言うよりも、
その子のイメージに近いものを描こうと努力しました。
飼育環境は、一般的な鳥かごではなく屋外の小屋で、中や外には観葉植物が繁々。
そのカノコバトの尾羽は羽がそろってなくてグシャグシャしていました。
飼い主さんは、お花よりもグリーンの葉が好きな人だろうなぁ..
小屋の中には他にもカノコバトが数羽いたので、飼い主さんはこの子を探す時にきっと尾羽がグシャグシャしているという点を目印にして探しただろうなぁ..
値段を抑える為にフレーム無しにしましたが、キャンバスの裏は美しく仕上げました。
普通カノコバトは野鳥で見られますが、巣落ちした雛や怪我をした子を飼育する人がいます。
このペットシッターさんも、怪我や病気で野生に帰れないハト数羽を彼女の部屋の中で飼っていて、一度見せてもらったことがあります。(彼女の部屋はほとんど鳥小屋のようでハト以外にもたくさんの鳥が自由に飛び回ったり巣を作ったりしていました。)
鳥好きな人の思いが重なった今回の絵は特別です。
ペットシッターさんに渡して数時間後に、無事に絵をプレゼントする事が出来たと連絡がありました。
飼い主さんは絵を見るなり涙を流し、ペットシッターさんも一緒に泣いたそうです。
絵は鳥小屋の近くの壁にかけられ、いつでも会えるような気がすると喜んでもらえたそうです。
自宅前でカノコバトのつがいがいました。
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