シロアジサシのエッグダンス - ワイキキ・ハワイ
シロアジサシは英語でWhite tern、ハワイ語でマヌオクー。
人々の活動が盛んな市街地の街路樹を好んで卵を産み育てます。
シロアジサシのつがいを観察し続けていると
”産卵が近いメスのシロアジサシ”が見分けられるようになります。
メスのシロアジサシは産卵が近くなると枝の上でソワソワとステップを繰り返し
お尻の羽を膨らませたり尾羽を振ったりします。
これをシロアジサシ市民科学のグループの人々は「エッグダンス」と呼びます。
ワイキキを歩いていると、産卵が近そうなシロアジサシを見つけ撮影しました。
卵を産みそうでソワソワするメスと心配そうに見守るオス。
しかし、なかなか卵は出てきません。
オスはメスの羽を時折つついて「どう?まだ?」と様子を伺います。
深刻な表情の2羽。
「ちょっと頑張ってみる」とメスが歩いていく先は木の枝の分かれ部分。
ここを産卵に選んだのかな。
お尻の羽が膨らんでいます。
オスはメスのお尻辺りを見つめながら小さな声で鳴いています。
「クッ.クッ.クッ.クッ...クッ.クッ.クッ.クッ...」
しばらくジッとして動かない時間が続きます。卵は見えません。
オスはメスの羽をつついて様子を伺います。「どう?まだ?」
「この小さな枝が気に入らないの」とメスは小さな木の枝を気にしている(フリをする?)様子。
メスより緊張気味のオスを メスはグルーミングで慰め労ります。
メスはたくましい。
そしてまた産卵の挑戦に入りました...
動画を撮影しました↓
White tern egg dance, Waikiki Honolulu Hawaii Feb 2, 2022
(分かる人には分かる産卵間近なシロアジサシのつがい)
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