変わったお茶会 - 鬼滅の刃
ちょっと変わったお茶会がハワイ大学の茶室「寂庵」で開催され行ってきました。
テーマは、アニメ『鬼滅の刃』。
『鬼滅の刃』を見たことがなかったので、このお茶会に申込み後1週間Netflixを見て予習してから行きました。
『鬼滅の刃』は少年ジャンプ連載アニメで、舞台は日本の大正時代。炭を売る少年「たんじろう」は、家族を鬼に殺され、唯一生き残った妹の「ねずこ」は鬼に変えられてしまう。家族の仇を取るため、また妹を人間に元に戻す方法を探るために2人は鬼退治の旅を続ける、というストーリー。
このアニメとお茶会がどう結びつくのか??疑問でしたが行ってみて面白かったです!
まず床の間を拝見。
「遊心」と書かれた掛け軸。
亭主は『鬼滅の刃』の鬼殺隊「とみおか」のコスチューム⁈
鬼殺隊士がお茶菓子を持ってきてくれました。
お茶菓子は刀鍛冶「はがねづか」さん。
女性の着物もそれぞれ『鬼滅の刃』に出てくるキャラクターを連想させるモチーフ。
↓この方は蝶。他に鞠など。
お茶碗には「いのすけ」をイメージした猪の絵や鬼が嫌う藤の花が描かれていました。
奥の床の間には天狗のお面、「たんじろう」の師匠「うろこだき」さん。
「ねずこ」が竹を咥えていることから、竹を使った茶道具もありました。
茶道具は持ち運びができる小さな木箱に収められていて、これは「ねずこ」が箱の中に入って旅をしていることにちなんだと説明がありました。
水を沸かすのはもちろん炭。
床の間に貝も飾られていて、「ぜんいつ」カラーの布に雀の絵。
また、茶室の畳がいつもと違う配置になっていて、亭主からのお詫びがあった上で
アニメの中で鬼が鼓を叩いて部屋のレイアウトを変えるというストーリーにちなんで畳の配置を変えたと説明がありました。
他にも多くの部分にアニメに絡めた細工があったようですが、私は茶道もアニメも中途半端にしか知識が無いので私に理解できたのはほんの一部。
このお茶会、ハワイ大学の学生が授業の一環として企画したものだそうで
学生たちはモチベーションを高く持って楽しんで取り組めたと説明がありました。
作法に従った厳しく難しいお茶会よりも、ずっと面白いし茶道を含めて日本の文化を学ぶきっかけとしては良い企画だと思いました (*^。^*)/
ま、ここまで茶道をお気軽に楽しめるのはハワイならでは、ですね~。
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