ハワイ生活のブログ

セキセイインコとハワイ暮らし。自然とアートが私の一生のテーマ。日本人アーティストOharuArtとして活動中。

巣落ち鳩との出会い カノコバトの飼育

朝、友達から電話があり「庭で鳥の雛が落ちていたのだけど、どうしたらよいか?」とのこと。
急いで行ってみると、全身筆毛でおおわれた黒い雛がいました。
(その友達のブログ→ 雛 | ハワイタイムで綴る日常


目は開いていて、羽と足は正常に動かせているようだったので、生命力は十分にありそうでした。
保護して挿し餌で成長させることは十分に可能だと判断し、家に連れて帰って育てる事にしました。

産毛と筆毛だらけの黒い体で、可愛いとは言い難い姿。

クチバシの形状と尾羽の両端が白いことから、おそらくカノコバト(Spotted dove)の雛と推測しました。
適当なヒーターを持っていなかったので、靴下に米を入れ電子レンジで30秒あたためたものをヒーターとして使いました。

餌は、Kaytee exact Hand Feeding Formulaをペットショップで買ってきました。
穀物を主食とする鳥類の雛に挿し餌する場合、これひとつで雛が健康にスクスク育つ万能食。

黄色い粉ですが、これをお湯で溶きシリンジを使って雛に与えます。

鳥の子育ては、雛が大きな口を開けて親がその口に餌を運び入れるのが一般的なイメージですが、鳩の場合は、親のクチバシに雛がクチバシを突っ込んで餌をもらう型式。
雛は、どこか隙間がある場所を探し、隙間にクチバシを差し入れると餌がもらえると本能的に思っているようで、私の指の隙間にもくちばしを差し入れてきます。

雛がくちばしを開けた瞬間を狙って...

シリンジで餌を少しずつ流し込みます。

気管に餌が入らないように、シリンジの先は雛の舌の上。(←これは後で間違いと分かりました。正しくは上顎に向けて餌を流し込むのが正解。鳩の気管の入り口は舌側にあるそうです。)


うまく育ってくれたら自然に放したいので、ペット的に可愛がるつもりはなく、名前はつけないつもりでしたが、鳩の飼育に興奮気味の主人がこの子にBrownieという名前をつけてしまいました。名前が付くと手放したくなくなるので複雑な心境ですが、、(;´∀`)



ハワイでは野鳥の保護活動が盛んです。
巣落ちした雛を育てたり、怪我している鳥を保護してリハビリしたり。
複数のNPO団体があり、それぞれWebサイトでの情報提供、トレーニング、ボランティア活動など行っているようです。


Wild Bird Rehab Haven

Hawai'i Bird Rescue


そのガイドラインに従って、このカノコバトの雛を頑張って育てていきます!


動画を編集しました↓

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カノコバトに関するブログはこちら↓



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