犬ぞり体験 - フィンランド ラップランド
数年前のラップランドに行った時の写真を開いたので、この機会に少しブログします。
ラップランドでは、犬ぞりが人気のアトラクションという事だったので私も参加してみました。
犬ぞりと言えばハスキー犬を思い起こしますが、ここの犬ぞりはハスキー犬ではなく
この犬達↓。寒い場所でも健康管理がしやすく筋力があってソリを引くのにふさわしいとの事でした。
開始前、犬達はやる気満々。
早くソリを引きたくて大声で吠えたり走り回ったり大興奮の様子。
犬は5匹で1チーム。ひとつのソリに人は2人乗ります。
1人はソリに座るだけ。
もう1人はソリの後ろに立ってブレーキを操作したり、上り坂や凹凸の激しい道など犬達だけでは厳しい時にソリを後ろから押します。
夕暮れに見えますが、これがラップランドの真昼です。
地平線を越えて雪と針葉樹が広がる静寂の世界に
犬たちの鳴き声が響き渡ります。
ソリを引くのは犬達にとって重労働。
頑張る犬もいれば、なんとか楽をしようとする犬もいます。
終了後は、顔と脚を雪に突っ込んで火照った体を冷やす犬がたくさんいました。
下の2匹はここの優等生。賢く力も強い兄弟。いい顔してます。
犬ぞり体験の後は、暖かい部屋で将来の犬ぞり犬になる仔犬を抱かせて貰いました。まだ小さくてうつろな目をしていましたが、筋骨はしっかりした感じでした。
実は、犬ぞりは、フィンランドの文化でも北欧の先住民族サーミの文化でもなく
観光業界が他文化を持って来た人気集めのアトラクションだそうです。
犬ぞりは3万年以上も前にモンゴルの地で発祥し、その後、カナダ北部の先住民族イヌイットによって広げられたもので、1980年代にラップランド観光に持ち込まれたそうです。
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OharuArt Photography
Oharuart.com
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