先日ブログで書いたクイポの実の続き話。
フォスター植物園に行った時、地面いっぱいに落ちていたパナマ原産クイポの実。
帰宅後、私の大きなカバンの中にもそのひとつが入っているのに気が付きました。
(あらまぁ偶然⁈)どこから飛んできたのか。。
せっかくなので、自宅のブーケンビリアの鉢に置き、風で飛ばないように羽の部分を串で刺し土に固定し経過を見ることにしました。
そして2週間後...
朝、ブーケンビリアに水をやっている時、クイポの羽の隙間に鮮やかな黄緑色のものに気が付きました(◎_◎;)!
わ~っ!芽が出た!
先ず、ブーケンビリアの鉢が心配になりました。
クイポの木は成長が早いそうで、フォスター植物園のクイポは巨大なドラム缶のよう。
このままでは、ブーケンビリアの鉢に巨大なドラム缶が生えてしまう..(*_*;
と、慌ててクイポの根をスコップで掘り起こそうとすると
根は土に伸びてはいませんでした。
根は、羽の中心部にある水を吸ったゼリー状の部分で成長しているようです。
とりあえず、ブーケンビリアからは隔離して、部屋にそのまま放置すること12時間...
既にこれだけ成長しています↑↓ 恐るべし。
私の部屋でクイポの木が大きく育つと困るけど...
元気そうに発芽したので、しばらく育ててみます( ˘ω˘ )
このクイポの実を見た時はその形に興味を持ちましたが、発芽過程を観察して、植物の合理性に驚かされました。
吸水性と保水性を持つ中心部に種があり、その部分が一度でも水を含めば発芽はほぼ確実。根がしばらく実の中心部に留まっているのを見ると、中心部は水だけでなく植物の成長に必要な栄養が含まれているよう。1枚の紙のように見えた羽の部分は袋状になっていて芽はその内側に伸びてくるので、葉を食べる虫から身を守る働きもしているよう。私が育てたものは羽の部分を串で刺して土に固定したので破れていますが、自然の中ではおそらく防虫ネットのような感じになるのかなと思います。芽が膜を貫く大きさまで伸びる頃には根も地中に伸びてきます。
あれこれ考えているとクイポの実で色々実験できそうな気がします。クイポの実から種を抜き取って、何か他の植物の種を入れて発芽させてみるとか。少なくとも発芽率が上がりそうに思います。
熱帯の不思議な実、クイポ。
面白〜い!
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